
こんにちは、ひさしげ農園の娘です。
ふと山を眺めば、早生みかんが黄色く色づき始めていました。地面に白いマルチシートを敷き詰めたおかげか、太陽の光をたっぷりと浴び、とても美味しそうです。
味見してみると、酸と糖のバランスもよく、食べ終わった後も口の中に美味しさが残ります。
この、「味見」と称して山で食べるみかんが何よりも美味しいのです。美味しさはシチュエーションで何倍にもなるものですね。
皆様に食べていただけるのが待ち遠しいです。

金木犀が香る今の時期は、”せとか”にサンテかけを行います。一つ一つ、黒いタイツのような布を被せる作業はトゲとの格闘です。
レモンの枝にもトゲがありますが、せとかにもトゲがあります。厚手の手袋を使用していますが、時折刺される痛みに「痛ッ、オイタ~」と祖母と私の声が響きます。新芽のトゲは柔らかいのですが、枯れ枝のトゲが厄介で、地下足袋も貫通するほどです。
香りも味もよいせとかですが、トゲだけはどうにかならないものかと思います。

